複数の医師が在籍するクリニックや、診療メニューが多岐にわたるクリニックでは、「予約枠をどう設計すれば現場に合うのか」という悩みがつきものです。
時間帯予約か順番待ちかという大枠の選択だけでなく、医師ごと・メニューごとの枠の中身を、どこまで細かく設計できるかが運用のしやすさを左右します。
本ページでは、医師指名予約の考え方を整理したうえで、予約枠を設計する際に押さえておきたいポイント、選び方のチェックリストを解説します。
医師指名予約は、複数の医師が在籍するクリニックで、患者が希望する医師を指定して予約できる機能です。
単に「診療科」や「時間帯」で予約するのではなく、「この医師に診てもらいたい」という患者の希望を予約の段階で反映できる点が特徴です。
婦人科や心療内科など、患者が受診内容に対して特にプライバシーへの配慮を求めやすい診療科では、医師を指名して受診したいというニーズが特に強いとされています。
同じ医師に継続して診てもらいたい、あるいは特定の性別の医師を希望したいといった事情は、予約の段階で医師を指名できる仕組みがあるかどうかで対応のしやすさが変わります。
複数の医師が在籍する場合、医師ごとに対応できる診療メニューや曜日・時間帯が異なることは珍しくありません。
予約枠を設計する際は、医師単位で担当可能なメニューや時間帯を個別に設定できるかが、現場の実情に合った運用を実現できるかの分かれ目になります。
初診と再診、検査を伴う診療とそうでない診療では、想定される所要時間が大きく異なります。
診療メニューごとに枠の長さ(所要時間)を個別に設定できることで、枠の過不足を防ぎやすくなります。
医師・メニュー単位での枠設計は、時間帯予約か順番待ちかという、より大きな予約方式の選択とあわせて考える必要があります。
予約方式そのものの選び方は「時間帯予約と順番待ちの違い」で詳しく解説しています。
指名した医師が休診や学会等で不在になる場合、予約済みの患者への対応や代診医師への案内をどう行うかも、あらかじめ考えておきたい点です。
たとえば、指名していた医師が急に休診となった際に、対象の予約だけを抽出して患者に一括で連絡できるか、代診医師への振り替えを患者自身が選べる形にできるかなど、具体的な場面を想定して確認しておくとよいでしょう。休診・代診の情報を反映し、該当する予約に自動で通知できる仕組みがあれば、個別に電話連絡する手間を減らせます。
医師ごとに予約枠・担当診療メニューを個別設定できるか。
医師の指名予約に対応しているかも、プライバシー配慮が必要な診療科では重要な確認ポイントです。
診療メニューごとに所要時間を個別設定できるか。
家族単位での予約機能とあわせて検討したい場合は「診療予約システムの家族予約機能」もご覧ください。
医師の休診・代診時に、予約枠の調整や患者への通知を柔軟に行えるかを確認しましょう。自院の課題に合わせた総合的な選び方は「診療予約システムの選び方」もご覧ください。
診療予約システムは、患者様の利便性向上と医院の業務効率化を同時に叶える強力なツールです。
ここでは数あるシステムの中から、自院に合ったものを選べるよう、ニーズ別に厳選した3システムをご紹介します。